合計8年間に及ぶ台湾での留学・駐在、台湾とのビジネスの経験から学んだ中国語の表現をまとめました。
日本語に翻訳してしまうとなかなかしっくりこず、使う機会がないと思ってしまうかもしれませんが、中国語圏では日常生活において、よく用いられている表現ばかりです。
聞いて意味は分かるけど、なかなか使えこなせていない表現もたくさんあります。次に中国語を話すときは使ってみたいっと思いながら、書き溜めましたので、一緒に学びながらぜひご活用ください。「中国語上達したね」と言ってもらえるかも!
毎回、2〜3つの表現をご紹介していきます。本日の表現はこちら!
1.自我感覺良好(ピンイン:zì wǒ gǎnjué liánghǎo)
【意味】自己満足、ひとりよがりの、うぬぼれた、いいきになる
【英語】self-complacent
【解説】文字通り読めば、自分は心地よく感じるという意味ですが、実際には皮肉を言ったり、他者を批判するときに使い、ネガティブな意味合いとなります。
【使い方】
①這個人自我感覺良好也太好了吧!
(和訳:この人、ひとりよがりにしても度が過ぎるよね。)
②政府不能再自我感覺良好,必須正視問題的嚴重性。
(和訳:政府はいい気になるのではなく、問題の厳重性を正視しなければならない。)
③常常被外界說是自我感覺良好。
(和訳:周りからはしょっちゅうただの自己満足だと言われる。)
【似ている表現】
自我陶醉(ピンイン:zì wǒ táo zuì)
*日本語と同じく自己陶酔です。
2.心不在焉,視而不見,聽而不聞,食而不知其味(ピンイン:xīn bù zài yān、shì ér bù jiàn、tīng ér bú wén、shí ér bù zhī qí wèi)
【意味】心ここにあらざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず、食らえどもその味を知らず
【英語】When the mind is absent, the eye is blind,
【解説】四書五経の一つ、孔子の言行録を集めたと言われる「大学」に収録されています。日常生活では、17文字セットで使うよりも、それぞれ四文字のセットで(心不在焉/視而不見/聽而不聞)使われることのほうが多いです。個人的によく使うのは、心不在焉です。
【使い方】
①她上課心不在焉,一直望著窗外發呆。
(和訳:彼女は授業中も上の空で、ずっと窓の外を見てぼうっとしている。)
②她對先生的外遇,視而不見嗎?
(和訳:彼女、旦那さんの浮気見て見ぬふりしてるの?)
③他對別人對他的批評總是聽而不聞。
(和訳:彼はいつも他の人からの批判は聞こえてないふりをしています。)
今回は、なんだかネガティブな表現ばかりとなってしまいましたが、今日のまとめはここまで!下次再見!