今日も引き続き台湾の転職事情について、書いていきます。
台湾では転職が当たり前だと書きましたが、これは台湾内での転職に限りません。特に、政治的には様々な問題を抱えていても、経済的には非常に密接な中国との人的往来は盛んで、中国の企業や研究機関が法外な額で台湾人をヘッドハンティングしています。
また、行政院(内閣)主計総処が2018年12月発表した最新の統計によると、2017年に海外で働いた台湾人は推定73万6000人(前年比1.1%増)で、直近10年で約11%の増加となっています。その内訳は、中国・香港・マカオ(40万5000人)で全体の55%、以下、東南アジア(10万9000人、14.8%)、米国(10万1000人、13.7%)で、意外なことに日本は上位には入っていません。(資料出資:http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201812190005.aspx)
海外への人材の流出は、比較的高い学歴や技術を持つ人材が多いことから、台湾政府にとっては深刻な問題となっています。
獵頭/挖角(ピンイン:liètóu/wā júe)
【意味】ヘッドハンティング
【英語】head-hunting
【使い方】
①中國近幾年強力挖角台灣半導體人才。
(和訳:中国はここ数年台湾の半導体関連お人材を積極的にヘッドハンティングしている。)
②科技人才被高薪挖角到美國的現象是很普遍。
(和訳:科学技術関連の人材が高い給料でヘッドサンティングされアメリカに行くのは普通です。)
③為什麼獵頭要選擇我呢?
(和訳:どうしてヘッドハンターは私を選んだのか?)
外漂族(ピンイン:wàipiāo zú)
【意味】台湾から海外に出ていく若者たち
【英語】Young Taiwanese who work overseas
【使い方】
①有一位外漂族棄月薪30萬返台創業了。
(和訳:海外で働いていたある若者が30万元の月収を捨てて、台湾に戻って起業した。)
②民調顯示很多外漂族想返鄉工作。
(和訳:世論調査によると、海外で働いている若者の多くは地元に戻って仕事をしたいと考えている。)
今日の整理はここまで!