デビちゃんが見る台湾の社会

2020年台湾総統選挙を振り返って

投稿日:10/02/2020 更新日:

世界中で選挙イヤーの2020年。1月11日に実施された台湾総統選挙・立法院(国会議員)選挙は、香港情勢の影響もあり、4年前に比しても大きな盛り上がりを見せました。蔡英文総統が優位の中、国民党候補の韓國瑜が猛烈に追い上げているとの予想もありましたが、蓋を開ければ、蔡英文総統の圧勝。選挙から一ヶ月経ちましたので、デビちゃん目線で振り返ってみたいと思います。

 

【投票率】

74.9%(2016年:66.27%)

 

【総統選挙】

蔡英文(得票率:57.13%、817万213票)

韓國瑜(得票率38.61%552万2119票)

 

【立法院議員】

民進党(得票率45.6%、61議席)

国民党(得票率40.57%、38議席)

民衆党(得票率1.9%、5議席)

無党派:5議席、時代力量:3議席、台湾基進:1議席

 

1.韓流:国民党候補・韓國瑜が作ったムーブメント。「韓国ブーム」の「韓流」からきています。韓國瑜は高雄市長に就任して程なく、総統候補となったため、高雄施政をほっぽりだしたとして、「落跑市長(脱走した市長)」とも揶揄されました。選挙を終えて、高雄に戻るわけですが、どこまで市民の支持を維持できるでしょうか?

 

2.民衆党:柯文哲・台北市長(外科医)が2019年に、2020年の選挙を見据えて結成した党。民進党や国民党に対する第三政治勢力と言われ、本選挙の結果、野党第2党となりました。4年後までにどこまで勢力を拡大するでしょうか?

 

3.反滲透法:香港情勢の影響を受ける形で、2019年12月31日に可決・成立した特別法。台湾への浸透や介入を企てる者の指示や委託、資金援助を受けた政治献金、違法な選挙活動への参与、国家の安全や機密に関わる国防・外交・両岸関係に関するロビー活動を禁じた法律。「域外敵対勢力」(←当然ながら、中国が筆頭に上がります)が台湾に浸透・介入することを封じるために、確固たる証拠がなくても密告(?)があれば、域外から台湾に呼び戻すことができるともされており、一部からは国民党の「白色テロ」時代に逆戻りするのではとの懸念が示されています(日本でいう公安調査的な動きですね)。中国に対して強硬姿勢を取る蔡英文総統の下で、今後、同法がどこまで適応されていくか、注目です。

 

まとまりのない内容になりましたが、機会があれば、また台湾の政治情勢についても触れていきたいと思います。

 

今日はここまで!





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