今日は、台湾の就職事情についてまとめます。
まず、台湾には日本のような就職活動や新入社員の一斉入社という概念がありません。大学の大学では、旧正月明けの後期が始まる2月から3月にかけて、就職フェアが開催されていますが、実際には6月の卒業前後から(欧米と同じですね)、緩やかに就活を始め、卒業後、旅行に行ったり少しのんびりしてから、働き始めます。
これには、男性には徴兵制が課せられており(2019年から志願制兵に変更)、卒業後はまず徴兵に行くのが既定路線だったことも少なからず影響していると考えられます。
また、よほどの大会社ではない限り、日本の企業のように二次試験&面接、三次試験&面接は行われませんし、面接にも私服で行ったりしますので、就職活動の中身自体もかなり異なります。
加えて、ここでも「関係=コネ」社会の特徴が垣間見れるもので、良くも悪くも知人の紹介、親の紹介が大きな力を発揮します。
靠關係(ピンイン:kào guānxì)
【意味】コネに頼る
【英語】pull some strings
【使い方】
①找工作,靠自己還是靠關係?
(和訳:仕事探すのに、自分を頼るか、コネを頼るか。)
②你靠關係我才用你的。
(和訳:君がコネを使ったから、採用したんだよ。)
③想要回去原本的公司,要靠關係才可以進去。
(和訳:元の職場に戻りたい。コネに頼れば戻ることができる。)
走後門(ピンイン:zǒu hòumén)
【意味】裏口を使う
【英語】to go in by the back door
【使い方】
①走後門入學。
(和訳:裏口入学)
②我先說她並沒有走後門 ,也沒有使用特權。
(和訳:先に言っておくけど、彼女は裏口を使ったわけでもないし、特権を使ったわけでもないよ。)
今日の整理はここまで!