台湾に長く住みたい!台湾で働きたい!ということで、3つ目のパターンは就労ビザの取得です。
台湾で働くには、①駐在員として台湾に赴任する、②現地職員として採用される、③経営者として会社設立し、経営者ビザを取得する、④台湾人と結婚するなどがありますが、今日は最もハードルが低い②のケースを取り上げます。
台湾では、一斉就職の概念がありませんので、企業は人員に空きが出れば、随時スタッフを補充することから、基本的に年中、就職活動が可能です。
求人情報については(最終的に採用まで行くケース)、友人・知人の紹介が多いですが、日本と同じような人材バンクも何社かあります。日台の経済関係は非常に緊密で、日系企業の進出も盛んなことから、人材バンクの求人サイトに、キワード「日文」、「日語」で検索すると、出版社、旅行会社、メーカー、システムエンジニア、営業などかなりの求人情報を入手することができます。以下、いくつか有名な人材バンク(中国語では「人力銀行」)です。
1111人力銀行:https://www.1111.com.tw/
104人力銀行:https://www.104.com.tw/jobs/main/
518人力銀行:https://www.518.com.tw/
日本のように、二次面接、三次面接というのはほぼなく、大抵、社長か人事部長レベルによる一回の面接で合否が決まります。内定が出れば、就労ビザの申請になりますが、雇用主が労働局に労働許可を申請し、労働許可が降りたら、台湾在住者の場合は外交部領事事務局に、日本在住者の場合は駐日文化経済代表処(弁事処)ビザを申請するという流れになります。
この際、注意しておきたいのは、現地採用となった外国人の給料です。法律では、外国人が就労ビザを取得できる最低月給(2018年時点で日本円約17万円)が定められていますが、台湾人の最低賃金もここ10年あまりほぼ毎年改定されていますし、経済環境や国際情勢によって、法規制も変わりますので、労働契約書を結ぶ前に、しっかりと労働局や移民署に最新の規定を確認されることをおすすめします。
今日はここまで!