台湾の季節イベント&関連中国語

鼠年快樂!

投稿日:25/01/2020 更新日:

今年二度目の新年のご挨拶になりますが(笑)、新年あけましておめでとうございます。

今日は、お正月にちなんで中華圏のお正月のお食事&過ごし方についてご紹介していきます。

日本でも、大晦日や元日は家族や親戚が一同に揃ってお食事されるがご家庭が多いと思いますが、中華圏でも同じ、或いはもっと盛大!また、日本のおせち料理には、それぞれに意味や願いが込められているように、中華圏の年越しやお正月にも漢字の韻を踏んだ縁起の良い料理が食卓に並びます。

 

1.餃子:招財進寶(ピンイン:zhāo cái jìn bǎo)

大晦日に家族みんなで餃子を包んでいただきます。餃子の形が元宝という昔のお金に似ていることから、食べると金運が良くなるとされます。

 

2.鶏

大晦日や宴会の最初のメニューとして並びます。「鶏」と「吉」をかけています。

 

3.魚:年年有餘(ピンイン:nián nián yǒu yú)

「餘」と「魚」の発音はいずれも「yú」。毎年豊かで余裕がありますようにとの願いが込められています。特に、「鯉(ピンイン:lǐ)」は「禮」、「鯽(ピンイン:jì、フナ)」は「吉」と発音が同じで縁起が良いので好まれます。そして、結婚式・お正月等のおめでたい席でお魚をいただくときは、必ず「頭」と「尻尾」を余らせて、食べませんので、覚えておきましょう!

 

4.湯圓(ピンイン:āngyuán):團團圓圓(ピンイン: tuántuán yuányuán)

もち米で作った白玉団子のようなお団子で、家族の団らんを意味する「團圓」とかけていて、南の方でよく食べられます。台湾では冬至の日にいただきます。

 

5.年糕(ピンイン:niángāo):年年高(ピンイン:nián nián gāo)

中国のお餅。年々、生活や仕事が高くなるようにとの意味があります。

 

ちなみに、日本で元日にいただく「お屠蘇」も実は中国から来ています。宋朝の時代には(唐の時代という説もあります)、大晦日の夜に頂く「年夜飯」に「屠蘇酒」を合わせていただいたそうですが、現在の中国ではこの習慣は残っていません。日中の歴史は奥深いですね!!

 

今日はここまで!





-台湾の季節イベント&関連中国語
-, , , , , ,

執筆者:

関連記事

台湾における夏休みの過ごし方 3

台湾でもう一つよくある子育て&夏休みの過ごし方は、親の両親、つまりは祖父母に子供を預けるケースです。 今ではずい分減りましたが、一昔前には、南部出身で台北に出稼ぎに来る夫婦は、実家の祖父母に子育てをお …

台湾における夏休みの過ごし方 1

日本も間もなく夏休みを迎えますが、台湾はすでに夏休みに突入しています! 中国も台湾も、ほとんどの学校が全2学期制で、9月から始まり6月に卒業シーズンを迎えます。そのため、学年が入れ替わる前の7〜8月が …

台湾の七夕

夏を感じる七夕!みなさんは短冊に願い事を書きましたか? 今日は台湾の七夕について書いていきたいと思いますが、季節の行事は全て旧暦に基づきますので、今年の七夕は8月7日、ちょうど一ヶ月後です。 中国発祥 …

2020年端午節快樂!!

今年も中華圏の三大節日の端午節がやってきました!旧暦での計算になるので、毎年日にちは異なるのですが、今年は少し遅い6月25日(木)。飛び石連休となってしまうので、台湾では26日(金)がいわゆる「国民の …

國慶節快樂!

日本の建国記念日に当たる国慶節・国慶日。中華人民共和国では10月1日を国慶節(guó qìng jié)、中華民国(台湾)では10月10日を国慶日(guó qìng rì)と定めています。 「十一(s …