今年二度目の新年のご挨拶になりますが(笑)、新年あけましておめでとうございます。
今日は、お正月にちなんで中華圏のお正月のお食事&過ごし方についてご紹介していきます。
日本でも、大晦日や元日は家族や親戚が一同に揃ってお食事されるがご家庭が多いと思いますが、中華圏でも同じ、或いはもっと盛大!また、日本のおせち料理には、それぞれに意味や願いが込められているように、中華圏の年越しやお正月にも漢字の韻を踏んだ縁起の良い料理が食卓に並びます。
1.餃子:招財進寶(ピンイン:zhāo cái jìn bǎo)
大晦日に家族みんなで餃子を包んでいただきます。餃子の形が元宝という昔のお金に似ていることから、食べると金運が良くなるとされます。
2.鶏
大晦日や宴会の最初のメニューとして並びます。「鶏」と「吉」をかけています。
3.魚:年年有餘(ピンイン:nián nián yǒu yú)
「餘」と「魚」の発音はいずれも「yú」。毎年豊かで余裕がありますようにとの願いが込められています。特に、「鯉(ピンイン:lǐ)」は「禮」、「鯽(ピンイン:jì、フナ)」は「吉」と発音が同じで縁起が良いので好まれます。そして、結婚式・お正月等のおめでたい席でお魚をいただくときは、必ず「頭」と「尻尾」を余らせて、食べませんので、覚えておきましょう!
4.湯圓(ピンイン:āngyuán):團團圓圓(ピンイン: tuántuán yuányuán)
もち米で作った白玉団子のようなお団子で、家族の団らんを意味する「團圓」とかけていて、南の方でよく食べられます。台湾では冬至の日にいただきます。
5.年糕(ピンイン:niángāo):年年高(ピンイン:nián nián gāo)
中国のお餅。年々、生活や仕事が高くなるようにとの意味があります。
ちなみに、日本で元日にいただく「お屠蘇」も実は中国から来ています。宋朝の時代には(唐の時代という説もあります)、大晦日の夜に頂く「年夜飯」に「屠蘇酒」を合わせていただいたそうですが、現在の中国ではこの習慣は残っていません。日中の歴史は奥深いですね!!
今日はここまで!