デビちゃん流でお伝えしている中国語学習のヒント、第四弾の今日は、「ボキャブラリーを如何に増やすか」の視点から、掘り下げます!
記憶力と暗記の努力が物を言うボキャブラリー。英語ならズルができないところですが、そこは漢字文化を共有する国同士。できるだけ楽をして、ボキャブラリーを増やしましょう!
その強みを存分に発揮するには、なんと言ってもまずは所謂「接尾語」の活用です。中国語の接尾語で多いのは、名詞化に使われる「子」と「儿」ですが、今日はデビちゃんの大好きな「子」にスポットを当てます。
接尾語は大変有能で、名詞・形容詞・動詞の語尾につき、一漢字=一音では意味が理解し難いことがあるため、前の言葉にくっついて響きを整えるという役割を果たしています。よって、単語の意味としては、「子」の前にある漢字が意味をなします。また、発音をみると、「子」はもともと第三声「zǐ」ですが、接尾語として機能する場合はごく短く、ぽんっと置くような感じで「ズ」と抑揚なく発します。ただ、動詞+子の場合は、前の動詞の四声が変化する場合があるので、注意が必要です。以下、お気に入りの一例をご紹介します。
【名詞】
日本語のママの意味+子なので説明省きます!
(例)鼻子,鬍子,猴子,兔子,妻子,桃子,虫子
【形容詞】
胖子:pàngzi、太った人、ふとっちょ
瘦子:shòuzi、痩せた人、やせご
矮子:ǎizi、ちびちゃん(←デビちゃん)
瘋子:fēngzi、クレイジーな人、ぶっ飛んだ人
【動詞】
棍子:gùnzi,棍棒、棍は叩くの意味で棒、棍棒。
扇子:shànzi、扇は扇ぐの意味で、扇子か団扇。
梳子:shūzi, 梳は(髪や髭を)梳かすの意味で、櫛。
蓋子:gàizi 、蓋は蓋をするの意味で、蓋。
叉子:chāzi、叉は突く・刺すの意味で、フォーク。
もちろん、日本語と中国語で全く異なる意味を成す「手紙」みたいな単語もありますので、学ぶべきものは学ばないといけませんが、「あれ、これなんて言うのかな?」と言うときには、日本語で一漢字の単語の後ろに「子」をつけてみるのもありです。
今日はここまで!