デビちゃんが見る台湾の社会

台湾の選挙 2

投稿日:18/07/2019 更新日:

もう一つ面白いのは、選挙運動&イベント。台湾では、選挙カーが町中を回るだけではなく、各地の公園や広場で決起大会や大きな選挙集会が開催され、有力候補の集会はテレビでも生中継されます。台湾人の有権者は、まさに「お祭り」的に集会に参加するので、その盛り上がりぶりも相当。

一部は交通規制が惹かれて通行禁止エリアができたり、公共交通手段も大混乱&大混雑。会場周辺では、ここぞとばかりに屋台が立ち並びます。最近では、特に大きな盛り上がりを見せた2018年の高雄市長選挙の選挙集会はすごかったです。報道によると、160軒の屋台が、韓國瑜・現市長の選挙集会に帯同したとか!印刷・出版業界だけでなく、こちらもウホウホだったでしょうね!

そして、いざ演説が始まると、応援者はうちわ、笛などの音が出る楽器を片手に、候補者の呼びかけに応えて大音量で呼応します。芸能人のコンサートかショーかと言うほどの盛り上がりですので、日本の選挙集会とは全く似て非なるものです。候補者も応援者が呼応して叫びやすいように投げかける感じで演説するのも、また興味深いところです。語りかけて応えるこのやり取りで一体感が醸成されるんでしょうね。

応援者の掛け声として一番良く聞くのは「凍蒜(ピンイン:dòng suàn)」。文字通り読むと「凍ったにんにく」で意味がわからないのですが、台湾語の「当選する」の発音から来ています。「〇〇(候補者名)、凍蒜!」、「凍蒜、凍蒜、凍蒜!」と言った感じ右手で拳を上げながら、叫ばれます。

続きます!





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