過去の第一次・第二次世界大戦で、我々の先代が残した歴史も、その後の復興や高度経済成長の中で「日本」という国が築いてきた「credit」も、現在を生きる我々個々の日本人とどれだけの関係があるのか?世界パスポートランキングで毎年ベスト5以上を維持し続けている「日本」とは、一体何なのか?また同時に、自分が出会った・出会う異国の人達との関係においては、「ただの個としての自分」、「日本人である自分」、「〇〇さん(地元の友人)の友人としての自分」、「旅行客としての一見さんの自分」、「〇〇社の社員として駐在する自分」とはなんぞやと、問うて止みません。
日本には「旅行の恥はかきすて」と言う言い方がありますが、グローバル化が進む現代社会において、これをもしかなりの日本人が海外でやってしまったら、笑えない状況が遠くない将来にやってくると思っています。
先代が残したものを我々が引き継いでいるように、次世代は我々が残した「日本人」の歴史を否が応もなく引き継ぎます。「日本」という国家が滅亡するか、「日本人」というカテゴリーが消滅するかしない限り、引き継がれます。それは、自分が出会った人々が語り継ぐ「日本人が残したイメージ」であり、「日本人へのイメージ」です。
デビちゃんは新しい国・地域を訪れる時、3つのフレーズだけはマスターしてきます。それは、「ありがとう」、「すみません」、「良い一日を/君に幸あれ」です。あとは、辞書を片手に、指差しすれば、大抵のことはなんとでもなります。なんともならないのは、向き合う自分の見方であったり、気持ちです。
続きます!