例えば、以前、台湾で住んでいたマンションに日本人駐在員が数人いたのですが、台湾人の管理人さん相手に日本語のみで一生懸命何かを伝えようとしたため、管理人さんが困ってしまい、通訳をお願いされたことがありました。内容自体は大した問題もなく、あっさり解決したために詳細はもうすっかり忘れてしまったのですが(宅配の荷物かなにかそんな話でした)、今でも理解できないのが、その駐在員がなぜ日本語のみでコミュケーションをとろうとし続けたのか?なぜ辞書かネット翻訳を使おうとしなかったのか?という点です。仮に、辞書を片手に、「部屋」「鍵」「ガス」「壊れる」とか「荷物」「まだ」「届く」「ない」を指して伝えれば、管理人さんをあんなに困らせることはなかったのにと言う思いが残っています。
言葉ができる、できないの問題ではなくて、なぜ異国にいて、母国語を使い続けるのか?それは対アジアだからなのか?欧米に行ったら、下手でも英語の単語を並べたのではないか?っと頭の中でぐるぐるしました。
個人的な観察からすると、特に台湾のような親日国・地域に行くと、日本人というだけで男女問わずちやほやされ、お金持っていることを前提にヨイショされちゃうことから、勘違いして思い上がってしまう人が多いのではないかということです。逆に、ヨーロッパに行けば、黄色人種である日本人は、アジア人≒中国人的に見られ、レストランでも役所でも冷遇されますが、同時に中国人ではなく、日本人と分かった瞬間に、掌返すように笑顔のおもてなしを受けたことも数え切れません。
続きます!